MovieWalker

  2001年9月11日に起きた米同時多発テロで、
  唯一目的地に到達しなかったハイジャック機
  “ユナイテッド93便”の真実を描く衝撃のドラマ。
  試写会でいち早く映画を見たユーザーの
  感想ブログもオープン!
「ユナイテッド93」について知る 読者代表ブロガーが映画を語る!
試写会でいち早く映画を鑑賞した読者代表ブロガーが感想を語る!
7/19(水)、UIP試写室にて開催された「ユナイテッド93」ブロガー限定試写会。いち早く映画を観た読者代表ブロガーが語る!
※コメント書き込みは、MovieWalker独占ブロガー試写会に参加された方のみ可能です
読者代表ブロガーが語る! “幻の予告編”をバイラル(クチコミ)しよう! RealPlayer WindowsMedia500Kbps WindowsMedia1Mbps RealPlayer WindowsMedia500Kbps WindowsMedia1Mbps

管理人
2006-07-19 17:59

7/19(水)、UIP試写室にて開催された「ユナイテッド93」ブロガー限定試写会。いち早く映画を観た読者代表ブロガー限定で、コメント書き込みブログをオープンしました。“語るべきこと”がたくさん詰まった映画だと思います。どんどん感想を書き込んで下さい。 

「ユナイテッド93」公式サイト・NEWSにて、このブログが紹介されています!

この記事へのコメント

今日、試写会で見てきました。ひと言で言えば、衝撃的な映画でした。あれだけ圧倒的な緊迫感に満ちた映画はなかなか無いと思います。とくに素晴らしいのは、乗客、テロリスト、国家、どこにも偏らないフラットな目線で物語を描ききっているところです。完全に客観的な目線で見れるからこそ、テロ行為の不毛さが際立ちます。狭い機内でテロリストと対峙せざるを得なくなった乗客たちの恐怖は、観る者の心臓にダイレクトに届きます。全国民、全世界の人々が見るべきだと真剣に思う映画でした。

非常に臨場感あふれる映画でした。自分もこの乗客の1人になったような気分。それだけに、精神的にはかなりキツかった。
この映画は、テロリストたちを一方的な悪として描いていないところも良かったと思います。
オススメというにはちょっとキツイけれど、わたしは観て良かった。

色々考えさせられたものの、飽くまで映画という「作品」として考えた場合、出来は確かに良いと思います。一般的な映画に比べて遙かに衝撃的ですし、淡々とした描写がむしろ、こざかしい演出をぶっ飛ばすだけの迫力を作品にもたらしていますから。
ただし、緊迫感が強すぎるので、試写会会場のように(映画評論家はあんないい席で映画を見てるんだ……)ゆったり足を伸ばして座れる所ならともかく、一般の狭苦しい劇場で見ると相当疲れると思います(足がつりそうになりますし、ポップコーンなんか食べてられない。あ、でも酒は欲しいかも?)。そういう意味では、DVDなりビデオなりのリリースを待って、各自のペースを守って、適宜一時停止させながらじっくり見た方が〈鑑賞〉になると思います。

 はち切れそうな緊張感、錯綜する情報とカオス状態、想像もしていなかったことが次々と起きるパニック、そうした中でなお求められる判断力と行動。そうした極限状況の中に放り込まれる、「ジェットコースター・ムービー」としての本作の衝撃度は、いくら強調しても強調しすぎることにはならいないと思います。事件後わずか5年という時期にもかかわらず、タブーを破ってあえて事件を再現しようとした制作陣の意欲にも、敬意を表したいと思います。
 しかし、そうしたスタンスは、冷静な判断力は全て麻痺させられ、映画の「外部」に立つこと、「いやまてよ、この行動は本当に正しいのだろうか」といった問いを投げかけることを一切許されないような映画表現にもつながっており、その点には大いに違和感も覚えました。

実際の事件を映画化するに当たって、無名の俳優をキャスティングしたり、実際の当事者も出演していたりと、非常にリアリティがあり緊迫感溢れる映像でした。

ユナイテッド93の機内での出来事は、乗員乗客の生存者はいないため、推測でしかありません。
でもきっと、唯一目標に到達せずに墜落したハイジャック機であることから、この映画で描かれているような、乗客たちのなんらかの勇気ある行動があったに違い無いでしょう。

事実としての結末はわかっていながらも、何とか助かって欲しい・・・と願わずにはいられませんでした。

余計な脚色やドラマチックな要素を付け加えることなく、犯人・乗客・管制官達の行動を淡々と追うことで、ドキュメンタリーのような独特の緊張感を生み、またそれによって、平凡な日常というものはある日突然こんな風に暴力的に奪われるものなんだという恐ろしさと哀しさが強く心に迫ります。

大変な緊迫感と現実感がある映画でした。その理由はいくつか考えられるのですが、よく言われているように、①取材を綿密に行っている、②実際の事件の時間経過とほぼ同じに映画が進行する、③出演者に無名者が多い、というのが大きいと思います。
2時間があっという間でしたが、単純な善悪でわりきれない何かをも描かれていて心が揺さぶられます。乗客たちは死の瀬戸際で「愛してるよ」と家族に電話をするのですが、テロリストも同じことをしているのが象徴的です。

劇場で目にする予告編では乗客達の物語というイメージが強かったので、彼らの内面を含めた人間ドラマだと思いこんでいたのですが違いました。

航空管制官や軍関係者、そして乗客の視点で起こった事実を淡々と描いて進んで行く印象です。だからこその緊迫感に体が強張りました。

残念だったのは犯人達の会話に字幕が付かないものが多く、何を言っていたのかがよく理解出来なかったこと。冒頭のシーンなど、犯人の心理にも踏み込もうとしているように感じたので、それなら字幕も欲しかったかなぁ。

93便が離陸してから墜落するまで81分、犯人が行動を起こしてからは30分もなかったかもという時間の中で、乗客達は懸命に力を合わせ、生きるための行動をしたのだと伝わってきました。

あの日、TV報道で映し出される映像が紛れもない事実を映しているのだと知った衝撃は忘れられません。

衝撃的な作品でした。

いわゆる、映画をエンターテインメントとして脚色し、盛り上げる要素を排してフラットな視線で、あたかもドキュメンタリーのごとくに描かれており、観客はあの日の朝の恐怖の2時間を追体験することになります。

映画の冒頭、画だけ観れば何気ない搭乗風景から、我々はこの後何が起こるか、すでに知っているので
息が詰まるような緊張感、緊迫感を覚え、それは映画のラストまで続きます。

これほどの臨場感を、終始持続した映画は稀有ではないでしょうか。

あの日同時にハイジャックされた4機のうち、ユナイテッド93便が何故テロの目標物に達し得なかったのか
朝のラッシュによる30分の離陸の遅れがキーとなって明かされます。

これが全くのフィクションであるならば、実に巧みで楽しめる脚本でした。

犯人のテロリストたちを扇情的に描くこともせず、客観的な表現で
プロパガンダを意識させない仕上がりでした。
犯人たちの背景や思想には、一切触れることをしていません。

映画はユナイテッド93便の乗客と、観客を同化させるかのように進んでいきました。これが実に効果的で、上映後に強烈な印象を残すものでした。

この映画を見て大きな衝撃を受けました。自分自身の勇気を試されていると感じたからです。

過去のことを分析して何か結論を出すことは私でもできます。でも実際に今現在極限状況に置かれた場合に、それを打開するための行動が起こせるかと言うと自信ありません。この映画で描かれる軍や連邦航空局ですら、ただなす術もなく右往左往するだけなのですから。

事件の背景については色々な意見があるでしょう。私もアメリカのやってることが全て正しいとは思っていません。しかし、アメリカが大切にしている「勇気」という精神を、大統領でもなく、官僚でも軍人でもなく、民間人が体現したというこの事実は大変重いです。

日本人だから客観的に見られると思っていると、真摯に作られたそのリアルさ故に、心は強く打ちひしがれますが、それでも見る価値のある映画だと思います。

まだ記憶に新しい事件を題材にした映画だけにリアルで、「面白かった。」と簡単には言えない、映画でした。

リアリティを出すために、本物の管制官や軍関係者、当日、本当に勤務していた方が出演していて「正確さ」を追求したものだけに、あの事件の理不尽さを改めて思い知らされた気がします。
そして、テロリストに立ち向かった乗客の方々の勇気と行動力に人の強さを学びました。

この事件が起きたときの衝撃は凄まじかった。
この事件を思い出すと、今でも泣ける。
まだ傷が癒えていない状況で、それを映画化すると聞いたとき、
“ちゃんとしたものを作ってほしい”と私は思っていた。

「映画」は、万人に広がるメディアだから、
後の影響を考えると、かなり危険なのではないか、と思っていた。

それこそ、監督の視点(アメリカ側からの視点)で一方的に描かれていたら、終わりだな、と。
この事件には、様々な人々の思いが残っている。

だけど、そんな心配は無用でしたね。
緊張感が途切れず、一気に最後まで観られました。

ちょっと1回では語り尽くせませんねぇ・・・
あらゆる角度から語ることができる映画ってことです。
素晴らしい映画でした。

この映画を観終わって、街で出たらすごく胸が痛くて泣きそうになりました。
特別感動したわけでも、残酷なシーンがあったわけでもない。
ただこんなにこの事件についてこんなに知らない事が多かったのか…と自分が情けなく思えて仕方なかった。

本当にこの映画が‘100%真実’なのかはわかりませんが、残された遺族の協力、製作者の強い願いがあったからこそ、こんなにも胸を打たれる作品になったんだと思う。
乗客が可哀想だとか、テロリストが憎いとかそういう気持ちには一切ならず、‘勇気’や‘愛’を感じながらもしっかりと現実を受け止めることができました。

アメリカ国民には強く残る事件でも、日本のような豊かな国では時間と共に忘れ去られて行く9.11事件。
しかし、この映画を製作したことにより、観た人の心の中にはとても強く残る事件になると思いました。

乗員・乗客一人一人に、それぞれの人生、それぞれの家族があります。彼らが生きたことを映像に刻みつけるかのように、カメラはずっと、アップで、一人一人の姿を丁寧にとらえていきます。犠牲者への深い敬意が伝わってくる映像です。

しかし、監督がこの映画に求めたのは、事件を悲劇として描くことではなく、「信じられる真実」を提示することです。その姿勢は、テロリストを敢えて「悪者」として描かなかったことにも現われています。凶暴なテロリストの出現によってパニックに陥る乗客たちの恐怖だけではなく、死出の旅に向かうテロリストたちのおののきもまた、カメラは淡々と映像に収めていきます。

自爆テロという行為がいかに不毛なものであるか、あらためて暗澹たる気持ちになりながら、しかし乗客たちが最後に取った勇気ある行動には、人間が「よく生きる」ということの本当の意味を、思い知らされます。

この映画は、たくさんの人々に観て欲しいと思います。「テロリスト vs 正義の味方アメリカ」という図式に乗っ取った悲劇の演出ではなく、あの日の真実をありのままに伝えようと最善を尽くしているこの作品は、多くの人の心を揺さぶり、また覚醒させることでしょう。

 冒頭からずっと犯人グループは祈っている。事件に遭遇した乗客の心にあったのも家族を思う祈りであったっと思う。同じ祈りなのに両者はどこからか、まったくかみ合わなくなってしまった。

 9.11で世界の流れが180度向きを変えようとした中で、四分の一だけその捻れを巻き戻せたのはユナイテッド93便の乗客が示した勇気による。

 彼らのためにも、「世界に平和を」という祈りの声が一つになるよう、いま生きている我々が努力しなければいけないのだ。

 映画では、まったく顔を知らない俳優群が乗客そのもののようにそれぞれの置かれた立場で行動を取っているようである。登場人物は多いが群像劇ではなく、主役はそこで起こりつつある「事象」そのものである。その「重み」を観客が共有することこそがこの作品のテーマであろう。

ラストはくやしくて哀しくて涙が流れました。
2001年9月11日のツインタワーに飛行機が突撃したあのシーンが再び思い起こされ、胸が苦しくなりました。
私はあの時、ぽかんとして見ているしかなかったのですが、飛行機の管制塔ではこんなに、事実を把握しようと沢山の人が動いていたんですね。
のっとられたユナイテッド93に乗っていた人たちの最後の瞬間に、自分も一緒にいるような感じがして、あとちょっとで・・・!と悔しい気持ちでいっぱいでした。
見た後の感じ方は人それぞれだと思います。
ご遺族の方にはまだまだ苦しいことかもしれませんが、乗り合わせていた本人達は素敵な連帯感の中で散って逝くことができたんだと思うと、少しは慰めになるような気がしました。

「おもしろかった!」という感想は不適切だ。

映画館のシートがユナイテッド93便のシートに変わり2001年9月11日にテイク・オフ!!

お茶の間のTVに突然映し出された映画のワンシーンのような映像。ワールド・トレード・センターにハイジャックされた2機目のユナイテッド175便が突入する現実とは信じられない光景。・・・2001.9.11 を振り返る。
あれから5年。「9.11」の惨事が“映画”というカテゴリーに今まで取り上げられなかったのは何故だろう・・・。
娯楽色の高い“映画”にふさわしいのか?世界を震撼させた事件を軽視していないか?残された遺族の方々の気持ちは?
監督・脚本を手がけたポール・グリーングラスは、「この作品の目的は辛い事件を探求すること。亡くなった方々をはじめとする全てのことに敬意を払って制作した“信じられる真実”である。」と語っている。
スクリーンの幕開けと同時に映像はユナイテッド93便が離陸体制。「旅は道連れ」という言葉通り、旅行中は移動の乗り物で隣り合わせた見ず知らずの人にも気軽に「どこから来たのですか?」と声をかけれるから不思議。「旅は道連れ」の隣席の人と「人生の終焉」を一緒に迎えることになるとは夢にも思わなかったことだろう…。
ハイジャックされた殺気立つ機内で自分の命の終わりを確信した時、真っ先に誰の顔が思い浮かぶだろうか?最後に伝えたい言葉は?目を覆いたくなるような阿鼻叫喚の映像。すべてが真実と思うほどに切なくなり、涙でスクリーンが歪む。「この映画から目をそむけてはいけない・・・。」そう自問自答しながら事実を受け入れていく。大切な人への想いを踏み台として、テロリストに果敢に立ち向かう40人の乗員乗客。命の最期の一瞬までも戦い続けた勇気ある行動。「ユナイテッド93」を観ることによって真実を知り、彼ら亡き後は、事実を継承していくことで、40人の犠牲者の精神が永遠に不滅となることでしょう。
遺族の方々は、キャスティングが決まってから、今は亡き愛する人を演じる俳優と密に情報交換をして、信頼関係を築いていたそうです。辛くて悲しい惨事を封印したいと思う一方、時を刻むごとく、この事件が忘れ去られてしまわないように。遺族の方々にとって「二度と見たくない。」から「2001年9月11日に命を失った人へ捧げるオマージュ」へ。それは勇気と未来ある作品となるのです。

冒頭から緊迫感あふれるシーンの連続で、体の中を電流が走るような衝撃を幾度となく体感。突然のエンディングは激しい緊張から解放されたある種の安堵感にも通ずる虚脱感、絶望感、etc.が渾然とした複雑な感覚。それは単に「重い」というひと言には納まりきらないもので、110分という時間も全く長く感じませんでした。
93便に乗り合わせた40名の乗員乗客の多くはごく平凡な人々だったと思う。そんな彼らが恐怖に立ち向かい、自らの死を覚悟し愛する人に別れを告げて強く生きるよう励まし、更にはテロに抵抗し被害を最小限に抑えようと勇敢に行動を起こした事実は、私たち「残された人々」へ表現しがたい何物か・・・・「力」を与えてくれたように思えた。出来事の重大さに圧倒されて一筋縄の感想に納まりきらないけれども、多くの人々がテロに巻き込まれ結局は命を落としてしまったことは事実だけれども、それでも、この作品を見たことによって、残された私たちを苛むテロへの恐怖心やテロに対する無力感に打ちのめされていてはいけないという思いが強く残りました。忘れられない一作になりそうです。

こんな恐い映画を観たのは多分初めてです。
恐いと行ってもホラーなどの恐怖を楽しむための映画ではなく・・・
その恐怖とは、観ている側が、あれよあれよという間に引き込まれ、実際にあった事件を体感する思いに駆られ、襲って来るこのうえもない恐怖。
特別な演出を極力避け、あくまでもリアリティを追求して作り上げた映像はまるでその事件が、今、ここで起っているかのような錯覚さえ起こしそうな壮絶なドキュメンタリータッチの映像でした。
事件が次々と起こり始める臨場感とスピード感、そして、このまま黙っていればそこに待っているのは、テロ犯が目指す目的地の破壊と自分たちの道連れの死だけ、ここでなにかをしなければ・・
そんな生存者のいないこの事件が訴えかけてくる叫びがみごとに表現されていました。さすが「ボーン・スプレマシー」のポール・グリーングラス監督のなせる技ですね。
それぞれが愛する二つの神の存在。それぞれが家族を愛し神に祈る心は同じなのに、同じ人間なのに・・・・。
911の惨劇をただ単に被害者として憎むだけではなく、なぜにこんな事が起るのか、いつから始まったのか、誰が始めたのか、それは元をたどれば深い深い根が存在するという事を、みんなが考えるべきかもしれません。
戦争や報復劇のもたらす無益この上もない殺戮を今すぐやめさせなければならない。
そのためには、何が出来るのだろうか・・・・
そんなことを一人でも多くの人に考えてほしい。

そして、不幸な事件に巻き込まれて亡くなってしまい、未だにさまよっている魂があったとしたら少しでも早く安らかに・・・っと願うばかりです。

「おもしろかった」「好きだ」とは決していえない作品だ。

5年前のあの衝撃は今でも鮮明に記憶に残っている。
アメリカの人々は、あの日あの場面をどのようにして受け入れたのだろうか。想像に絶するものだろうと思う。

映画作品として完成度が高かったように思う。俳優たちは非常にリアルな演技をしているし、無駄な音響などもほとんどない。
もちろん推測でしかないだろうが、人々の言葉のやりとり、行動、表情までもがまるであの時の機内を見ているような臨場感だ。

ただ、うっかりしてはならないのは、われわれは「アメリカ映画」を観ているということだ。
ありえないことかもしれないが、もし、テロリストの国がテロリストの視点からこの事件の映画を撮ったら?日本の我々が目にすることはあるのだろうか。
ひいて言えば、あの事件を「映画」にすることができたのはアメリカだからではないだろうか。

善か悪かということは私には判断できない。でも、ひとつ感じたのは『ユナイテッド93』を観る限り、乗客たちはもちろん、テロリストたちも被害者であり犠牲者だったのではないかということだ。
墜落寸前で、乗客もテロリストも神に祈っているカットが数分続いた。どちらも自分の信じる神に祈っている場面。もし製作者がこのシーンにメッセージを込めていたとしたら、私はそれを受け取れたと思う。

テロリストたちの義を肯定するわけでは、決してないんですが、彼らが朝に、決意を固めて飛行機に乗り込む姿が返って印象的でした。

彼らには彼らの正義があったと思います。でも、それは人を犠牲にしなければいけない正義なんでしょうか?でも、それは国の背景としてそう、思わせてしまう何かがあるのだろうか、と常々思っていましたが、そんな正義は絶対に間違っている、
今ではそう言い切れるようになりました。
他の方もおっしゃっているように、「面白い」映画ではないですが、人として是非見ておいたほうがいい作品と思いました。
今という、時代を生きている私たちが、憶えておかなければいけない、時間だと感じました。
 

早朝、悲愴な決意を胸にアパートを後にする実行犯の映像から始まり、淡々と、余計な感情を挟むことなく、それぞれの現場と空間に携わる人々の姿を描いていく。
刻一刻と近づくその時に向かう人々。彼等が迎えたいつもと変わらぬ朝の、その後を考えてしまい、冒頭の空港ロビーシーンからすでに涙が溢れてしまった。
決意を胸にしながらもなお揺れる心を封じる為に祈りを捧げ続けるように見える実行犯と、何も知らずにその隣に座り会話する乗客たちの平和な姿、どちらもが数時間後に命を絶たれてしまう悲しい犠牲者に見えて悲しみを誘う。
この映画は、あの長い数時間がどのような「時」であったのかを、ユナイテッド93便の乗客、乗務員、実行犯の姿を物語の中心に据えて描く事で私たちに伝えようとしている。
また、空港管制センター・防空指令センター、軍の当時の様子を同時進行で淡々と客観的に描いており、その客観性が、返って私の心と魂を揺さぶった。
あの時、管制室でどのようなことが起き、軍では何が為され・何が為されなかったのか、どのような時間経過で、何が現場で進行し、乗客たちがどのように最後まで勇敢に戦ったのか、残された者として知っておくことは私たちの義務であり、目を反らせてはいけない事実なのだ。
人は皆、祝福されてこの世に生を受けて来たはずである。そして、誰にでも、子の幸せな生存を祈る母がいる。
自らの信念に基づき死地に向かう若者たちにも子を思う母がいて、彼ら自身にも、死の恐れはあったはず。
何者にも他人の命を奪う権利はなく、きっと天もそれを望んではいない。
そして、戦争と言う手段も他人の命を奪うと言う点では同じく許されない行為だと言うことにも私たちは気が付かなくてはならない。
世界がこれ以上の愚行を繰り返さないようにするためにも、私たち残された者たちは、あの事件の全てを知り、記憶に留め、心に受け止めなくてはならないのだと思う。
そのためにも、様々な年代の人にぜひ観ておくことを薦めたい作品だ。

乗客たちが、機内からの最後の電話で家族たちに残した言葉が温かく切なく胸に残る。
「愛してる・・・。それだけを言っておきたい。」

緊迫した機内の様子、恐怖におびえる乗客たち、混乱する管制センター、防空指令センターなどがとてもリアルに描かれていて、まるで再現VTRを観ているような錯覚に陥りました。最後の方は鳥肌がたちました。

自分の死が迫っていることを知りながらも、ハイジャックされたことを地上に伝えようとしたり、家族に「愛している」と電話したり、そして今自分達にできることをしようと、団結してわずかな武器でテロリスト達に立ち向かっていくのです。極限状態の中でどうしたらそんな冷静な行動ができるのだろうか?生きる希望を捨てなかった彼らの強さに尊敬の念を抱きました。

そして祈りを捧げてから飛行機に乗り込みテロを起こしているテロリストたちも決して落ち着いているわけではなく、不安で追い詰められている、そんな精神状態が伝わってきました。だからこそ余計に、彼らには自爆テロ以外の選択肢はなかったのか?とやりきれない気持ちでいっぱいになりました。

私は映画が終わってからもしばらく席を立つことができませんでした。

まだ事件から5年しか経っていない今、映画化することには賛否両論あったようですが、実際当事者でなければどんな大きな事件でもだんだん記憶の奥にいってしまうと思います。ですから私はこの早い時期に映画化に踏み切った勇気は高く評価したいと思います。二度とこのような事件が起きない為にも、そして私達がこの事件のことを忘れない為にも、とても大きな意味を持つ映画だと思います。

最初に、ふうっと、深呼吸が必要でした。
観るには覚悟がいる気がして。

そして、緊張の連続。
鳥肌が立ったかと思うと、今度はドキドキして熱くなったり。その繰り返し。
最初から最後まで、目が離せませんでした。
このテロと墜落が本当にあった、という事実を意識する度に目がうるみました。

見終わった後も、頭の中でぐるぐるぐるぐる考えています。
じっくりと考えて、自分のブログに書き込みたいです。

観る前に想像していた以上に、衝撃的な内容でした。悲劇的な結末は史実として判ってはいたものの、メジャーな役者さんがいない映像は、これ以上ない臨場感で出来事を綴っていきます。

特に、ユナイテッド93便が飛び立ってからは、最後まで緊張と衝撃の連続で息つく暇もありませんでした。

突然、絶望的な「非日常」の空間にたたき込まれたら、人には何が出来るのか。
刻一刻と最後の時が近づいている事を知ってしまったら。
逃げることの出来ない密室の恐怖。希望を捨てず助かる道を探す人、家族や恋人にお別れの電話をする人、スクリーンは淡々とその様子を描いていきます。

この映画では描かれていませんが、ほか3機の機内でもきっと同様な恐怖や葛藤、勇気ある行動、愛する者との別れがあったのでしょう。

観ている間中、そして見終わった後も色々なことを考えさせられる作品でした。

テレビで特集番組が組まれても多くを語られることのなかったユナイテッド93便。9.11関連の作品の中で一番観たかった作品でした。

被害者側の一方的な感情だけで表現されていないので、偏った気持ちを抱く事もなく、それぞれの人間ドラマとしても丁寧に描かれていて、とても良かったと思います。

有名な俳優さんは出演していませんが、作品としては申し分ない出来で、またあの日、あの機内で起きた真実を知っておく為にも是非観て欲しいです。
そして、この映画が作られた理由(メッセージ)を感じて欲しいと思います。

これが映画であることをすっかり忘れて見入ってしまいました。

絶望的な状況で乗客はまず大切な人達への感謝と別れを告げ、命のため生きるため戦い、今できることに最大限力を尽くした。
命は数ではなく犠牲にしていい人生なんてない。

試写室はまるでユナイテッド93便の機内と思わせるほど、迫真に迫ったものがあった。決して涙が止まらなくなるほどの感動はないが、何か重いものをずしりと感じた。

9.11が起きた日、テレビで見た飛行機が貿易センタービルに突っ込むシーン。とても現実感がなく、まるで映画のシーンを見ている気がした。あのシーンをスクリーンで久しぶりに見たが、いまだに身震いする。

あのような惨劇を人間が起こしたなんて、同じ人間として信じられない。でもユナイテッド93便の乗客がみせた勇気や正義そして家族への愛。それはテロリストも同じだったのかもしれない。家族への愛はもちろん、自分が死ぬことへの勇気。それは迷惑な勇気だが…。テロリストなりの正義も。

アメリカの言う対テロ戦争。そんなことを言っている限り、また同じことが繰り返される気がしてならない。もっと根本を見つめなおさないと。

111分間、エコノミークラスの座席によく似た試写室の座席に背中が張り付いてしまったかのように動けませんでした。どうか助かって欲しい、どうかと、息を凝らしぎりぎりと手のひらに爪を立てたけれどどんなに祈っても誰もが知っている通りユナイテッド93は絶対に帰還しない。
あの痛ましい事件を描いたこの物語は限りなく現実に近いがあくまでフィクションだ。ユナイテッド93の機内で実際に起こった出来事を知る人はもうこの世にはいない。しかし遺族や関係者への綿密な取材と当時の資料を基に作られたこの作品は残酷なほどに真実らしく心に突き刺さる。あの日アメリカを襲った未曾有の大惨事の衝撃はあまりに大きく、事件を語る時、目標に到達しなかったユナイテッド93の存在は忘れられがちだ。けれど今ユナイテッド93が大惨事として「語られない」ことは多分、生きる為に行動した人たちが、その切なる生への願いはかなわずとも結果的に目標に到達させなかったことで多くを守ったという尊い事実の証なのだ。
ストイックなまでに個人的な目線を排除し淡々と描き切った点が本当に素晴らしいです。善悪の線引きもせず、実行犯をも悪としてではなく、死出の旅の直前に「愛している」と伝える相手を持つ、血の通ったひとりの人間として描かれていたことがとても印象的でした。

こんなに映画を観て「怖い」と感じたのは初めてでした。
派手な演出、効果音、CGは決して使わずに、あの時の真実の再現に徹している。
それだけにすごくリアルだし、臨場感もある。
ユナイテッド93の結末はわかっているからこそ最後まで観るのが辛かったけど、最後までみなくてはいけないとも思った。
それだけ製作者、遺族、出演者たちのこの作品にかける思いが感じられた。

私の記憶の中には『貿易センタービルに2機激突、国防総省に1機墜落』だけしか無く、恥ずかしいのですが 目的地にたどり着かなかった『ユナイテッド93』の話しは覚えていませんでした。

ドキュメンタリー・タッチとはいえ、これだけドラマを感じないフィクション映画は初めて鑑賞しました。
事実を淡々と追っているだけなのに、「2001年9月11日を忘れないで!」のメッセージをちゃんと受け止めることが出来ました。
感動を得る作品とは違うのですが、鑑賞して良かったと思う映画でした。

9.11、あの日テレビであの信じられない光景を目にした時の衝撃は忘れられない。だけど正直、5年の歳月を経て…日々の出来事に埋もれ、私の中で少しずつその衝撃が弱まりつつあった。

あの日のユナイテッド93の機内での出来事を知る人はこの世にはもう居ない。だからこの映画もフィクションなのだけど、遺族の方や関係者達からの協力に基づき完成したこの作品は映画を見ているというよりは、まるでドキュメンタリーフィルムを見ているかのようでした。あの事件のおきた9.11に引き戻され、ツインタワーに突入するあのシーンでは鳥肌がたち思わず声をあげたくなった。

現場の緊迫した雰囲気や乗客たちのやりきれない思いが痛いほどにヒシヒシと伝わってきて画面を見ているのが苦しかった。。

どんな絶望的な状況の中でも最後の最後まで希望を捨てずに、地上へ残す愛する者へメッセージを残したり、「何もしなければ他の旅客機のように多くの犠牲を出してしまう…自分達ができることは?」とわずかな武器を持ちテロリストに立ち向かっていく姿は勇敢で尊い。

自分だったらあの状況下でどう行動しただろうか。
いま生きていることの大切さをあらためて考えさせられた。

同じような悲劇を繰り返さないためにも、この9.11は絶対に忘れてはならない、だからこそ一人でも多くの人にこの作品『ユナイテッド93』を観てあの悲劇をいつまでも忘れないで欲しい。

このユナイテッド航空93便に、日本人乗客がいた。もちろん、命の尊さに国籍は関係が無いけれど、パニック状態の中、状況を把握できただろうか?家族に、さようならを伝えられたのだろうか?と、とても彼の事が気になっていた。
このユナイテッド航空93便の結末を知っていても、助かって欲しいと願ってしまうほど、緊迫状態・焦り・悲しみを体感した。時には、自分がこの飛行機に乗っているような感覚を感じながら・・・。
テロを扱っている作品だが、ユナイテッド航空93便に焦点を当てているため、状況が全くわかっていない状態でストーリーが進む。かえって、この状態で進むから尚、恐怖感を感じる。アメリカ政府が出てきたりしたら、違う映画になってしまっていただろう。

スタッフが全力で作り上げた事が、とても伝わってくる作品だった。あのラストで一気に放心状態に陥る。しかし、あのラストで良かったのだ・・・。

衝撃的な映画だった。良かったとか悪かったとか、面白かったとかそういうことが簡単に言えないほどに・・・。
クライマックスでは、自分がその飛行機に乗っているかのように、もう椅子にしがみつかんばかりに、緊迫してしまった。
この映画は、テロリストもアメリカもどちらが善でどちらが悪かは語っていない。ただ淡々と、起きたであろうと推測されることを描いている。だからこそ、この9.11という出来事が実際に起きたことなのだと改めて、深く心にのしかかり、やりきれない気持ちになる。
印象的なのは、乗客たちも、テロリストたちも、神に祈りをささげるシーン。それぞれの神に祈りをささげ、最後を迎える。同じ祈りであるはずなのに、なぜこのような歴史を歩んでいるのだろう。本当に色々なことを考えさせられ、見てよかったと、そして見るべき映画だったと思う。

「テロ撲滅」や「アメリカ至上主義」などメッセージ色が強い映画だとイメージしながら試写を拝見したのですが、良い意味で期待を裏切られた作品でした。
イギリス人のドキュメンタリー映像出身の監督らしい事件へのニュートラルな視線のアプローチによって、私たちは「あのとき、どこで何が起っていたのか」を追体験することができます。

想像を絶する機内の描写はもちろんですが、地上で、ただレーダー上で見守るしかなかった管制機関の人々の混乱や葛藤が非常に丁寧に細かく描かれており、ここにももうひとつの語られないドラマがあったのだと、気がつかされます。

当時の職員の方も多数出演されており、例えカメラに映らないカットであっても全く事件当時と同じ状況で全員がすべてのカットで演技をする、という徹底したリアリズムの追及が胸に迫る真実味を与えています。

5年という歳月は遺族関係者にとっては痛みを忘れるには短すぎる時間ですが、私たちの記憶を曖昧にするには十分過ぎる時間です。

もし、この作品にメッセージがあるとすれば、やはりそれは「この事件が忘れ去られてはいけない」ということであり、そのために私たちができる唯一のことは、この作品を観て「事実を知る」ことでしかない、と思うのです。

実際に「ユナイテッド93」と言う名前を聞いても、観る前はピンと来なかったのですが、観ているうちにそう言えばというような感じで少しづつ思い出してきました。ユナイテッド93便は目的地へ到達せずに墜落したということ程度しか覚えていませんでしたが、観ているうちに、その当時のニュースのことを思い出しつつ目的地へ到達しなかった事の重大さなども改めて考えさせられました。この映画を通して、あのテロのことをまた改めて知りたくなりました。私のこの思いこそが、監督の目指したものなのかなぁと思いました。
実際に起こった歴史的な事柄を、5年しか経っていない今、映画化したことは、大きな意義があったのだろうと思います。

実際に「ユナイテッド93」と言う名前を聞いても、観る前はピンと来なかったのですが、観ているうちにそう言えばというような感じで少しづつ思い出してきました。ユナイテッド93便は目的地へ到達せずに墜落したということ程度しか覚えていませんでしたが、観ているうちに、その当時のニュースのことを思い出しつつ目的地へ到達しなかった事の重大さなども改めて考えさせられました。この映画を通して、あのテロのことをまた改めて知りたくなりました。私のこの思いこそが、監督の目指したものなのかなぁと思いました。
実際に起こった歴史的な事柄を、5年しか経っていない今、映画化したことは、大きな意義があったのだろうと思います。

この映画のポイントの一つは時間だと思う。確認はしていないが途中からほぼリアルタイムになっているはず。ユナイテッド93離陸の遅れてでハイジャック犯はあせる。乗客たちは携帯で状況を知り、行動を起こす。

人に薦めることができるかというと迷ってしまう。観ることにかなり力が必要な映画。

これはぜひ映画館で観るべき。管制センターや軍の司令部内の真っ暗な室内が、映画館の暗闇に溶け込んで、いつのまにか中にいる感覚になったのも驚いたし、密閉された空間のなかで、他の観客と狭い客席に座って観る状況は、機内の空間に酷似している。町山氏は「映画史上最も凶悪なジェットコースター映画といってもいい」と言っているが、よくもわるくもそういう体験のできる映画館でぜひ観て欲しいし、頭のなかで、これに匹敵する映像を探してみて、『プライベート・ライアン』冒頭の上陸シーンを思いだした。息詰まる緊張感、人間の無力さと勇気、宗教・政治イデオロギーの愚かしさ。映画が伝える様々な要素に胸をうたれ、言葉をなくすけれど、一番心に残ったのは、93便が飛び立つまえの朝の光景――談笑し、くつろいで、眠たげに、窓を覗いて離陸を待つひとびとの、あまりにもありふれている光景の残酷さだった。

9.11のテロ事件を描いた映画を試写会で観てきました。
平和な一日から一転して、飛行機がハイジャックされ、テロの犠牲となるまでを
遺族の方の話などを元にして作られたドキュメンタリーです。
2001年の事件から5年経ち、何もなかったように平和に暮らしていますが、
事件のことは忘れてはならないし、これからも語りついでいかなくてはなりません。
悲しい事件を忘れてしまうのではなく、乗り越えて生きていかなくては。

テロの犯人も飛行機の乗客もみんながLOVEを口にしていたのが印象的でした。
犯人側の恐れや焦りも描かれていて、自爆テロを行うことについて
考えさせられました。
このような事件が再び起こらないことを心から願います。

 ポール・グリーングラス監督の最新作。「ボーン・スプレマシー」は、わりと日本でもヒットしたものの、代表作の「ブラディ・サンデー」は、「千と千尋の神隠し」とヴェネチア映画祭で金獅子賞を分け合うなど、話題になったにもかかわらず、日本では未公開。社会派+サスペンスという、かなりユニークでキャッチーな作風なんですけどね。

 9.11テロを扱ったこの作品でも、ぶれるカメラ、細かいカット割り、状況説明を必要最小限にとどめる、といったスタイルは健在。その臨場感たるやただごとではない。ハイジャックされた旅客機をめぐるストーリーなんですが、主役である乗客たちは(詳細な取材を行ったそうですけど)細かい性格描写や出自の説明は、ほとんどなされない。名前すら、確か携帯電話を使うシーンをのぞけば、いっさい出てこなかったと思う。まさに、観客も乗客の一人としてその場に放り出されたかのようだ。言うまでもなく、サスペンス映画としてはリスキーな選択(安易な感情移入を拒否しているとも取れる)ですが、ともかく力技で成立させてしまっている

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