じ~、パノラマ撮影に向かう。
2006-12-23 21:56
2006年12月20日、パノラマ撮影に向かった。今回は、カメラマンのS氏と一緒だ。前日の天気予報では、北海道全域で晴れ、ニセコも終日晴れマークの絶好の撮影日和だ。これなら多少天気が変わったとしても半日は晴れが期待できる。S氏には、スキー場での撮影なのでスキーは出来るか確認したところ、「出来ますよ」と答える。「上級者コースですよ、大丈夫ですよね?」と聞くと「大丈夫ですよ」と答える。さすが北海道民、上級者コースでも動じない。なんてったって小学、中学、高校と冬の体育の授業といえばスキー学習だ。今でも時々、夢の中で、スキー学習の日にスキーを忘れて家に走って取りに帰る夢を見ることがある。そんなことはどうでもいいが、いよいよ明日パノラマ撮影決行だ。
翌朝7時15分の出発予定であわただしく家を出ようとした。車に積む荷物は満載だ。ウェアを着て下のウェアのチャックをしようとするが上に上がらない。なかなか上にチャックが上がらないので、勢いをつけて一気に引っ張り上げた。その勢いでチャックのつまみがズボンからポロッと取れた。最悪だ。時間も無かったが慌てて元のズボンに付けようとする。しかし、なかなかやっても元に戻らない。このままだと今日1日、下半身がま口全開でスキー場に居なければいけない。それじゃまるで変態だ。今更ながら白状すると、私はスキーウェアを持っていない。クローゼットの中から一番スキーウェアらしいもの、それが冬用の釣り防寒着だった。釣りのウェアの中ではブランドもので、上下セットで2万円もしたものだ。見た目スキーウェアにも十分見える。肩には小さく釣りメーカーのロゴが入っているが、多分誰も気が付かないと思う。釣りが趣味の人を除いて。
でも、もしスキー場で、他に釣りが趣味の人が見たら絶対変だと思う。スキー場で、釣りの防寒着を着て、しかも、下半身がま口全開の男がボードをしていたら絶対変だ。
時間が無い。出発の時間は過ぎている。まずい。片手にチャックの外れたつまみとズボンを手に焦る気持ちを抑えつつ考えた。良く見ると、幸いな事にこのズボンは、チャックの上にマジックテープで留められるようになったいることを今更発見。しっかりマジックテープで留めて急場を凌ぐことにした。なんだかんだと7時20分、車でニセコに出発。札幌は、やや雲がかかる天気。出かける前にテレビの天気予報を見ると昨日の予想と一転、札幌は晴れなのに、倶知安だけ終日曇りだ。とりあえず向かう。また天気が変わるかもしれない。
9時45分、ニセコヒラフスキー場に到着。雲がかかっている。遠くの町並みは青空が見える。時間が経てば、雲も引くかもしれない。カメラマンのS氏も到着。情報によると、一番上のリフトから山頂までは歩いて20~30分だという。いよいよ山頂からのパノラマに向かう。ゴンドラのチケット売り場には、山頂ゲート封鎖の文字が書いてあった。ということは山頂までは無理なのか?不安が走る。パトロールの人に聞くと、なんでも今年は雪が少ないため、山頂のゲートは封鎖しているという。例年、雪が多ければ山頂まで登山可能で、しかも雪上車で山頂までの道を固めて登りやすくしてくれるそうだ。しかし、今は雪も少なく道が無いため登れない。岩も雪で隠れていて大変危険。もし遭難すれば100万円以上の捜索費用がかかるという。山頂からのパノラマ撮影は、雪が積もる時期まで待つことにした。

とりあえず、一番上のリフトまで登ったが、ここも上級者コースですごく急な斜面だ。ここは謙虚に横滑りで降りることにした。S氏はというと子供用のミニスキーだ。いくらスキーが上手いからといって無理かと思ったが、やっぱり無理で、滑り出しは良かったが、すぐにスピードがつくとサーカスのアクロバットのようにその場で360度身体が宙返りし、転がっていった。なおも挑戦するもののまたしても宙返りした。こんな時、スポーツ選手なら、「気持ちを切り替えて、また、がんばります」というとことだが、そういう場合じゃない。S氏もミニスキーでは無理だとあきらめて斜面を歩いて降りていった。


先にコース途中で待っていた私は、S氏が歩いて降りてくるまで空を見上げた。相変わらず天気は回復しない。せっかくここまで来たので天気は悪いがパノラマ撮影をすることにした。とりあえず、今日のものでパノラマを作成し、次回また晴れた時に撮影をし直そう。
(このパノラマ写真は、360度パノラマビューのページでご覧になれます)

晴れていれば向かいの羊蹄山も見え絶景に違いない。
ニセコヒラフスキー場のキング第4乗り場付近と、ヒュッテキングベル付近で撮影。アッという間にお昼時、ヒュッテキングベルで食事をすることにした。広い店内、全体の7割方が埋まっている。メニューはカレーやラーメン、ワンタンメン、定食をはじめ結構豊富だ。スープカレーなんてものある。ビールやソフトドリンク類も多い。ゆっくり休みたいのところだが、日が沈むと撮影がしにくいので、食事が終わるとすぐに他の撮影ポイントに向かう。今度は、ニセコ東山スキー場だ。ニセコヒラフスキー場からニセコ東山スキー場まで車で10分程度。
S氏も今度は、普通のスキーに履き替えた。
山頂近くのダウンヒル第3付近でパノラマ撮影。続いてここからダウンヒル第3リフトを登って斜め滑りで、ニセコアンヌプリ国際スキー場のジャンボ第4横の千メートル大地展望台でパノラマ撮影。ここは夏にもパノラマの撮影をしたところだ。
いずれも上級者コースだ。移動中、滑っているとバランスを崩してコースから外れた非圧雪に突っ込んだ。圧雪されたコースと違って転ぶと起き上がれない。雪がふわふわだ。右手で斜面を押して起き上がろうとすると右手が埋まり、左手で斜面を押すと、左手が埋まり、アリ地獄の中でもがいているようだ。下半身が完全に埋まっている。諦めてなんとかビンディングを外す。今度は立ち上がることは出来たが、下半身は埋まったままだ。コースに戻ろうとよじ登るが、ふわふわの雪でなかなか上がれない。それでもなんとかコースによじ登ったが、非圧雪のコース外が危険であることを改めて知った。ズボンやブーツの中まで雪だらけだ。ひとまず、スキー場のパノラマはここまでとした。日もかなり沈みかけている。
温泉地と夕暮れの感じでパノラマを撮ろうと五色温泉に向かう。ここから20分程度だ。実際着いてみると夏のイメージと違って絵にならない。パノラマ撮影は360度が見えるので360度が絵にならないとつまらない。日はすっかり暮れていた。しかたなくヒラフビレッジに戻ることにした。ヒラフビレッジなら、日が暮れてもにぎやかで明かりも多いので、なんとかなるかもしれない。

結局いろいろ探したが、ヒラフスキー場の下、キング第1付近で撮影をした。今日の撮影はここまでで終了。次回、天気の良い日にまた来よう。山頂撮影は登れるようになってからだ。
ヒラフスキー場の下に立っていると、温泉の匂いがする。ここは温泉も多いのだ。身体は汗で湿った下着で寒い。温泉でも入って帰ろうと思ったが、疲れたのと夜道の運転も怖いので、車のヒーターを強にして安全運転で帰ることにした。ブラックアイスバーンで峠道は要注意だ。安全運転で帰ろう。次回は温泉のレポートにしようと思う。







