コーエン兄弟、渾身の一本!「ノーカントリー」
2008-02-12 23:38

待ってましたっ!
と思わず言ってしまいたくなるジョエル&イーサン・コーエン監督の最新作「ノー・カントリー」。
だからコーエン作品は好きなんだー!、と思ってしまう出来ですよっ!!
――と声を荒げて言わずとも、すでに批評家らから絶賛、アカデミー賞では最多8部門でノミネートされているほか、各映画祭で受賞・ノミネートが相次いでいるんで、もう折り紙付きですな。観るしかないですな。
お話は、ひょんなことから大金をネコババした男(ジョシュ・ブローリン)が、ハビエル・バルデム扮する殺し屋(かなり異常)から追われるという大筋です。
とまぁ、ここまでは(映画では)よくある話。
でも、ここからコーエン兄弟の本領発揮。
まず、この殺し屋(かなり異常)は、おかっぱ頭なのに顔がコワイ(上の写真)。
そして、会話を繰り広げる雰囲気がまたコワイ。
最初は普通の会話をしているかと思いきや、徐々に異様さを帯びてくる。
セリフに語らせず、観客に感じさせる監督の手腕に脱帽。これが本当の“ゾクゾク”です。
しかも、すんごい武器を持ってます。この武器が発する音が凄まじい。
(この武器の使い方とその発する音を聞くだけでも観る価値はあるかと。素晴らしいサウンド・デザイン)
トリッキーでかなりバイオレンス。
なんかもうコイツ(かなり異常)の印象が強烈すぎるんですけど、
予想を裏切るストーリー展開はシャープさキレキレで、省略の美学が徹底されてます。まさに映画のお手本。
これを見逃す手はないです!
今月25日のアカデミー賞の行方が気になりますなぁ。
■「ノーカントリー」
3月15日(土)、日比谷シャンテシネ他全国ロードショー
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