明と暗の仮面を巧みに使い分ける上野樹里はすごいぞ
2008-01-15 22:44

[c]2008「奈緒子」製作委員会
年明けに「のだめカンタービレ」を大笑いをこいていた私。
いや~、上野樹里の「のだめ」っぷりには、思わず拍手!
だって、あのマンガチックな百面相にますます磨きがかかってて、コミックの表情がそのままオーバーラップするほどのハマリ具合だったもん。
そして、その数日後に試写で見た映画が、同じく上野樹里主演の映画「奈緒子」。
ごひいきな古厩智之監督が、駅伝映画をどう撮ったかってことに興味津々で観にいったのだが、期待を上回る完成度の高さ。よっ、さすが!
ちなみに、本作は、高校駅伝をテーマにしたコミックの映画化作品。
子供の頃に起こった事故がきっかけで心に傷を負った少女と少年が、大人になって再会し、陸上選手とマネージャーという立場になって、交流をしていく。
スポ根モノ、青春映画、再生の人間ドラマ、として優れた1作だ。
陸上選手役の三浦春馬の爽やかさも買うが、やはり断然巧いのが上野樹里。
もともと短距離が得意な体育会系の樹里ちゃん。その走る姿の本物っぽさは、「チルソクの夏」でも証明済みだったけど、今回もかなり青春のにおいが漂ってくるようで素晴らしい。
だがしかし、本作では、走る姿よりも、かげりのある表情に注目していただきたい。
あの、おばかなのだめをやってた上野樹里が、180度違う、ナイーブなヒロインを自分のものにしている点にはびっくりする。毎回そうなのだが、この人の場合、そのさじ加減が自然でいい。
瞳に、口元に、ちゃんと、自然な形で陰をまとっているのだ。
そりゃ、女優だったら、明暗の使い分けは当たり前っちゃあ当たり前なんだけど、彼女に関しては、かなりレベルが高い化けっぷりなんだよね。そこがいいのだ。
いや~、いっすね~。
今後も、どんな仮面を見せてくれるのか、超楽しみである♪
■「奈緒子」は2月16日(土)よりアミューズCQN、シネマート新宿、シネ・リーブル池袋にて公開
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