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MovieWalker 編集部ブログ
日頃、記者会見や試写会などの取材に東奔西走し、業界の酸いも甘いも知るMovieWalker編集部メンバーによる
レポートに書けないこぼれ話!!

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2007年11月 »»

ミッチー
2007-10-26 18:26

saikai1.jpg saikai2.jpg

いよいよ今週末で終了する第20回東京国際映画祭。
そのコンペティション部門にノミネートされている作品で
要注目なのが、「再会の街で」という作品です。

9.11事件で妻子を亡くしたチャーリー(アダム・サンドラー)と、
キャリアと家族にも恵まれながらも
どこか満たされない日々をおくるアラン(ドン・チードル)。
大学の元クラスメートのふたりが、偶然NYの街で再会し、
再び友情を育みながら、自分自身を見つめなおす再生の物語。

コメディアンのアダム・サンドラーの熱演や、
NYの街の美しさ、チャーリーの心情を表す70年代の音楽の数々・・・
と、見どころはいっぱいなんですが、
何と言っても、チャーリーとアランの男同士の友情がいい!

ふたりでスクーターで街を滑走したり、
夜中にひたすらゲームをしたり、
懐かしい音楽をかけながらセッションしたり、
そこにいるのはまさにふたりの“男の子”。

それぞれに深い悲しみや葛藤を抱えてはいるけれど、
ふたりでくだらない遊びに夢中になっている時だけが、
全ての悩みを忘れ、自分を解放できる時なんです。

これって、男の人特有の友情のあり方なんだろうなぁと思いました。
女同士だとこんな風にはいかない。
やっぱり女は現実的な生き物だから、
友達同士で悩み事を話し、それについて盛り上がりながら解決していく。
女性からみると、いくつになっても男同士のあり方は
ちょっとおバカで子どもじみて見えるものだけど、
そんな“男の子”の友情も素敵で羨ましい!と思いました。

28日(日)に、コンペティション部門の中から“東京 サクラ グランプリ”を始め、
各賞が選ばれるのですが、「再会の街で」は受賞できるのでしょうか!?
皆さんも受賞結果を楽しみにしていてください!

■「再会の街で」
2008年お正月ロードショー
>>公式サイト
(C)2007 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

■第20回東京国際映画祭特集

マーサ
2007-10-23 23:50

foofighters01.jpg

骨太ロックとキャッチーなメロで魅了する、アメリカ代表格バンド「FOO FIGHTERS」。
ニュー・シングル「The Pretender」は、バンドそのものを体現するかのようなソリッドなロック・チューン。
そのPVも、フーファイのソリッド感を上手く表現していてとてもいい。

だだっ広いガレージ(スタジオ?)内。
楽器機材が置かれたステージ(に見立てているスペース)。
“赤い壁”に反射する整然と並ぶ蛍光灯。
ステージ上に、デイブ・グロールが登場。
彼の対面には黒い直線が、その先の空間を画するように横に敷かれている。

監督はサム・ブラウン。最近作では、ジェイムス・ブラントの「You're Beautiful」(雪が降る中、ジェイムスが上半身裸であぐらをかいて座って、ポケットの中から時計やらなにやら目の前に並べているクリップ)。

下のプレイヤーをクリックすると「The Pretender」のPVが再生されます。最後までごゆっくりどうぞ。

※バンド提供の動画素材サイトより。
http://musicbox.sonybmg.com/videos/foo-fighters/the-pretender


シンプル。
広大な空間を最大限に利用した、思いっきりソリッドなカメラワーク。
PVはこうあるべきと思わせるインパクトのある構成。
う~ん、気持ちいい!!!


■「FOO FIGHTERS」
「Echoes, Silence, Patience & Grace/エコーズ、サイレンス、ペイシェンス・アンド・グレイス」
foofighters02.jpg
「FOO FIGHTERS」公式サイト(日本)
http://www.bmgjapan.com/foofighters/


以下、個人的に好きなカットBEST3
 ↓ ↓ ↓

(1)2分40秒頃の、左パン&ちょいトラックバックのカット。
(2)1分10秒頃の、黒い直線を上手から下手へ横切るダイナミックなカット。
(3)0分18秒頃の、デイブ・グロールが演奏前に右手を握るカット。

山ちゃん
2007-10-19 20:08

OFS_ma.jpg
(C) 2007 DREAMWORKS LLC,All Rights Reserved.

もう~、ウィル・フェレル最高! ジョン・ヘダーとのコンビもよさそう~!
タイトルどおり、♂+♀ではなく、♂×2というとんでもびっくりな、史上初の男子フィギュア・ペアの物語。
まだ、本編は見てないけど、予告編だけでも、超きもくてチャーミング!?

氷上のロックスター、チャズ・マイケル・マイケルズ(ウィル・フェレル)と、氷の神童、ジミー・マッケルロイ(ジョン・ヘダー)は、もとライバルだったらしいが、ある時世界選手権の表彰台上で大乱闘騒ぎを起こし、スケート協会から金メダルを剥奪。そのうえ、男子シングル部門から追放というすっちゃかめっちゃかな悲劇的展開に。

その後、どうしてもスケーターとしてひと花咲かせたい!と考えたふたりは、思案したあげく?に、なんと禁断のタッグを組んで、ふたたび栄光を目指す。

設定からしておばか。しかも、ペアでリフトするときに、相手の股間をにぎったりとか、
もうきもくてエロくてたまらん。徹底的に「ありえね~!」と思える設定がツボ。
予告編だけしか見てないけど、本編も絶対におもろそう。

まずは、公式サイトから予告編をチェキ!

■12月より渋谷シネマGAGA!他 全国順次ロードショー

おっけー
2007-10-16 22:20

11.bmp

大槻ケンヂ原作の青春小説をケラリーノ・サンドロヴィッチ監督が
映画化した「グミ・チョコレート・パイン」を観た。
ヤバイ、、好きだ。。すごい好きだ。。終始、可笑しくって、切なくって
キュンキュンしまくってた。
舞台は1986年の東京郊外。「クラスの他のヤツらとは違うぜ、いつか何か
やってやる」と息巻いている高校生・賢三を中心とした高校生たちの恋と
友情が描かれる。息巻いてるけど、実際は何をやったらよいのかわからない、
賢三ってのは冴えないヤツなんです。映画とロックがオタク的に大好きで
普段は、冴えない仲間とサブカル談義。
好きな子に話しかけることもできなくて、妄想ばかり。
授業中に回した手紙の折り方から、隣のクラスの子に貸した惣領冬実
「ボーイフレンド」、ラジオから流れるおニャン子クラブ、ちょっと背伸びして
観に行くのは石井聰亙のオールナイト・・・。もうね、ワタシ的にキュンキュンする
アイテムにあふれてるんです。
そして、ケラ監督ならではの絶妙の間と、小ネタにニヤニヤしちゃいます。
タイトルの「グミ・チョコレート・パイン」ってのは、ジャンケンをして、グーで勝ったら、
グ・ミ、とふたつ進む小さなころには誰もがやったことがある遊びのこと。
どんどん進んじゃう人は進んじゃって、ジャンケンに負け続けちゃうと、どんどん
置いていかれちゃうあの遊びです。
人生で、“勝つ”と先に進むのかな・・・?“負ける”と置いていかれちゃうのかな・・・?
何が“勝ち”で何が“負け”で、何が“成功者”で何が“落伍者”なんだろ。。
賢三は、何かやってやる!という思いを実現すべく、バンドを始めるんだけど、
結局大人になった賢三は、「ロックで生きる!」なんて生活とはかけ離れた生活を
している。高校生の頃に思ってた一番つまらない大人になっちゃてるんだ。。
映画全編に、そんな切なさが漂う。でも、それを見つめるケラ、そして大槻ケンヂの
目が実に愛おしさにあふれてるんだなぁ。
最後にはなんだか、人生に勝ち負けなんてない、これからだって前のめりで走って
みてもいいんじゃない?と思わせてくれる。「青春って良かったよね」で終わらせる
映画ではないところもまたまたニクい。見せ方もうまいんだなぁ。
本気で胸熱くしました。
あの頃のロック少年、ロック少女、映画少年、映画少女、どうしてる?
自分の思う“幸せ”を見つけたかなぁ。

■「グミ・チョコレート・パイン」は12月よりテアトル新宿他全国順次ロードショー
>>公式サイト

マーサ
2007-10-12 23:50

ちょっと前ですが、SUMMER SONIC '07にも出演した「INTERPOL」のプロモ映像がとてもよい。

INTERPOL01.jpg

シングル「The Heinrich Maneuver」のPVは、稀に見るゾクゾクする映像。
撮ったのは、「サスペクト・ゼロ」(2004)「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」(2000)のE・エリアス・マーヒッジ監督。

ワンカットのスローモーションなんだけど、みるみるうちに変化していく。
このスローモーションが、“何が起こるんだろう”というサスペンスになっていて、様々な想像を刺激する。
ズーム・バックが効いていて、コラージュ感がたっぷり。
日常生活の一部分を切り取ってはいるけど、その世界はシュールレアリスム的なアルバム・ジャケットのような印象。まるでヒュー・サイムのアートワークを見ている感じ。
かなり秀逸です。

フルバージョンのPVは、youtubeにて「INTERPOL」と検索すると見つかります。
Interpol - "The Heinrich Maneuver" Music Video (3分28秒)
※音も一緒に聴いてください。そして最後の結末までじっくりどうぞ。


■「INTERPOL」
「OUR LOVE TO ADMIRE/アワー・ラヴ・トゥ・アドマイヤー」
INTERPOL02.jpg
「INTERPOL」公式サイト(日本)
http://www.emimusic.jp/intl/interpol/

ミッチー
2007-10-09 20:01

quiet.jpg
待望の松尾スズキ監督作「クワイエットルームにようこそ」が
いよいよ10月20日(土)に公開されます。

本作は2006年第134回芥川賞にノミネートされた
松尾スズキ自身による同名小説の映画化。
ある日、目が覚めると女性だけの閉鎖病棟に隔離されていた
フリーライターの明日香(内田有紀)の14日間の
病棟生活(=再生生活)を描いた物語です。

この閉鎖病棟には、主人公の明日香をはじめ、
拒食症や過食症の患者や徹底的なルールで
患者を縛り付ける冷酷なナースなど、
様々な問題を抱えた女性が登場するのだが、
どの登場人物もとてもリアルで同じ女性としてゾッとします。

一見、どこにでもいそうな女性にみえ、
本人も何も問題もないと思っている明日香が、
なぜ閉鎖病棟に入っているのか、
どんな問題を抱えているのか、
自分自身を見つめなおし、
自分を受け入れることで問題が発覚していく様は
本当に人事とは言えません。
誰にでも起こり得るという事実を目の当たりにし、
自分の危うさや、異常と正常の境界線の不確かさを実感させられます。

そして、こんなにも女という生き物、
女が持つ痛みをわかっている
松尾スズキという男に尊敬の念を抱きました。
こんな男の存在は女にとってとても貴重。
こんな男がいるから女は頑張っていけるんだなぁと思いました。

女性はもちろん、男性にもぜひ観てほしい作品です。

今、MovieWalkerでは「クワイエットルーム~」心理テストを実施中。
質問に答えると、どのキャラに近いがわかります。
かなり当たるのでぜひトライしてみてください!
そんな私は“コモノ・タイプの虚言症予備軍”でした・・・
>>「クワイエットルームにようこそ」特設サイトへGO!!

■「クワイエットルームにようこそ」
10月20日(土)より、シネマライズほか全国公開
>>公式サイト
(C)2007『クワイエットルームにようこそ』フィルムパートナーズ

マーサ
2007-10-05 23:30

kingdom.jpg
ジェイミー・フォックス主演のサスペンス・アクション。
いや~、興奮です。

冒頭からマシンガンのように繰り出される情報量の多いタイトル・バックに目を回すはず。
アメリカとサウジアラビア(キングダム)の20世紀初頭から現在までの経緯と関係性が、わずか2分程度に凝縮されています。

サウジアラビアの首都リヤドの外国人居住区にてテロが起き、大惨事の現場(!)で幕を開けます。
ハリウッドの基本力を感じる、テロ現場のプロダクション・デザイン。
そのテロ現場にFBIが乗り込み、現地警察と一緒になって、テロの首謀者打倒のため動きます。
最初はうまくいかないながらも協力し、徐々に敵を追い詰めていく。

テーマは、対テロ・因縁といったところで、とても根が深い問題ですが、
エンタテインメントとしてきっちり昇華されているので、とてもよい仕上がりです。

いつのまにか、呼吸が荒くなり、胸で息する自分がいました。
息切れする映画は久しぶり。
大迫力のアクション・シーンはかなり見もの。これは映画館で観るべき。


■「キングダム 見えざる敵」
10月13日(土)全国ロードショー
公式サイト

マーサ
2007-10-02 23:20

theOC_01.jpg

ディラン&キャサリン(なだぎ武&友近)のコントがなんだか頬笑ましい。
海外ドラマの日本語吹替をパロった、大袈裟で独特の口調とジョーク。
キャサリンは架空キャラだけど、ディランはご存知「ビバリーヒルズ高校白書」シリーズ(1990~2000)のキャラ。このシリーズを知ってる人なら、ディラン&キャサリンの笑いのツボに、より深く入るはず。

この「ビバヒル」の現代版とも言えるドラマがあります。
その名は「The OC オー・シー」。
(OCとは、オレンジ・カウンティの略。カリフォルニア州オレンジ郡)
もうすでにDVDは世に出ているので、チェックしている方も多いでしょう(東京では本日10/2深夜からテレビで始まりますね)。

このシリーズ、ディラン&キャサリン同様、「ビバヒル」を観た人のほうが楽しめるような気がします。


作品のテーマ曲を聴くと全体像がなんとなくわかると思います。
80年代の陽気さが抜けきらないテーマ曲が象徴する「ビバヒル」とは対照的に、
「The OC オー・シー」では、アコギ・サウンドのイントロで始まる、憂いのある感じのテーマ曲です。

これは主人公の性格が投影されていると言えるでしょう。
「ビバヒル」では、ミネソタから引っ越してきた比較的平和な家庭を持ち、口が達者なブランドン(ジェーソン・プリーストリー)。
一方、「The OC オー・シー」では、家庭環境に恵まれておらず、口数が少ないライアン(ベンジャミン・マッケンジー)。
ライアンは、ブランドンと違い、憂いのある感じをにじませています(ベンジャミン・マッケンジーは、若いラッセル・クロウとも言われてるらしい)。
彼が悪の道に入りそうになるのを、弁護士のコーエン(ピーター・ギャラガー)に助けられるところから物語が始まります。
主人公の鬱屈した過去が、作品をよい方向に効いています。

様々な事件が起きたり、ご都合主義の部分は否めないんだけど、そこはドラマならでは――と流すとして、
それらの事件のたびに、
「ああ、ビバヒルではあんな事件あったな」とか
「この人物は、ビバヒルならあのキャラ」とか
がいちいち思い出される。
似ているのか、それとも「ビバヒル」の印象が強いのか。

「ビバヒル」シリーズが長く続いた分、単純には比べられないけど、
観比べて、どっちが好きかを駄弁ってみるのも面白いかも。
そして、「ああ、大人になったなぁ」と呟く自分がいたりいなかったり。

theOC_02.jpg


■「The OC オー・シー」<ファースト・シーズン>
発売日:2007/03/23
(c) 2007 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
公式サイト
セカンド・シーズンも待機中。

     
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