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MovieWalker 編集部ブログ
日頃、記者会見や試写会などの取材に東奔西走し、業界の酸いも甘いも知るMovieWalker編集部メンバーによる
レポートに書けないこぼれ話!!

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2007年08月 »»

山ちゃん
2007-07-27 21:00

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[c]2007「天然コケッコー」製作委員会

「天然コケッコー」がいよいよ公開!
ご存知、第1回MovieWalker試写室ランキングで、堂々1位を獲得した本作。
映画に関してプロフェッショナルな方々が選出した映画だもん。よくできてるのは当たり前っす。

山下敦広監督による青春映画といえば、「 リンダ リンダ リンダ」 (2005)も記憶に新しいところだが、今後は間違いなく、 「天然コケッコー」の山下敦広監督、と呼ばれることになるんだろうな。


●山下敦広監督インタビューはコチラから♪

ま、監督や夏帆たちキャスト陣については、褒められまくっているのでここは省略。

今回は、脚本家・渡辺あやにおける「くらもちふさこ・ラブ」に注目。

渡辺あやと言えば、良質なドラマを丁寧に手掛けてきた人気脚本家である。
「ジョゼと虎と魚たち」(2003)、「バーバー吉野」(2003)、「約三十の嘘 」(2004)、「 メゾン・ド・ヒミコ 」(2005)などを執筆。
個人的に犬童監督とのタッグ作「ジョゼ虎」「メゾン・ド~」が大好き!
そんな彼女が、本作に対する意気込みはなんだかすごい気がするのだ。

愛を感じるポイント1.
くらもちふさこは、高校時代から現代に至るまで唯一愛読してる漫画家であること。
愛を感じるポイント2.
原作に対する思い入れを自分からくらもちふさこに売り込んだこと。
愛を感じるポイント3.
本作でメイキング・ディレクターまで務めている点。
愛を感じるポイント4.
台詞はすべてコミックから抜き出し、一切手を加えていない!!
↑これってすごくない??

オリジナルを映画化する際、通常、脚本家の仕事は、編集+アレンジ。つまり原材料に自分独自の素材や調味料、スパイスを加えて、ちょっと違う料理にしたりするんだけど、今回は「天然ものだから、そのまま岩塩のみで焼いて」みたいな! 「でもたくさん量があるから、特においしいところだけ皿にもったよ~」ってな具合である。
でも、実は、逆に、その作業こそ、脚本家にとっての力量を問われるんだろうなと思う。
そして、出来上がった料理のクオリティーは、言うまでもない。

彼女がいかにくらもちふさこをリスペクトしていたか、それは浮き足だっていたような気がした舞台挨拶からも手に取るように伝わってきた。
しかも、露出しまくり! インタビューやイベントも出まくり! 作品にも打たれたが、わたしゃ彼女の脚本のファンなので、その情熱にも打たれたね~。

ということで、ぜひその愛を劇場で確かめてみて。

「天然コケッコー」は7月28日(土)より全国ロードショー
作品紹介はコチラから♪




ミッチー
2007-07-24 22:39

tenten.jpg

突然ですが、三木聡監督の新作「転々」は切ない!

これまで、「亀は意外と速く泳ぐ」、「ダメジン」、「図鑑に載ってない虫」、
深夜ドラマ「時効警察」などで、小ネタ満載の三木ワールドを
披露してきた三木聡監督ですが、新作「転々」は
これまでの作品と一味違います。

ストーリーは、「時効警察」でお馴染みのオダギリジョー扮する、
借金を抱えた天涯孤独の大学生が、借金をチャラにするため、
三浦友和演じる借金取りの東京を巡る散歩に付き合うというもの。
(この三浦友和がめちゃくちゃいい味だしてます!)

藤田宜永の同名小説が原作なのですが、
そこにお得意の小ネタを散りばめながらも、
原作が持つ人と人との触れ合いから生まれる可笑しさ、
悲しさ、切なさを三木監督ならではのテンポとタッチで描いています。

悲しいシーンも大げさに見せることなく、さらっと流していくので、
あからさまに涙が出たり、「このシーン、切ない~!」などと
観ている間は思いもしないのですが、観終った後はやりきれない切なさを
胸に抱えたまま悶々としてしまうのです。
そして、自分でその切なさの原因を考えてしまう。
余韻を残さない演出をすることで、観客はより映画について考えてしまう。
巧いですね~。三木監督の新たな手腕を垣間見た気がします。

岩松了やふせえりなど、お馴染みのキャストも健在なので、
往年の三木ファンも、そうでない人も一見の価値ありです。

■「転々」
11月渋谷アミューズCQN、テアトル新宿ほか全国順次公開
>>公式サイト
(C)2007「転々」フィルムパートナーズ

山ちゃん
2007-07-20 20:19

remy.jpg
(c) Disney/Pixar. All rights reserved.

いよいよ7月28日(土)より公開される、ディズニー/ピクサーの最新作「レミーのおいしいレストラン」。 これがまた、とびきり楽しくて、美味しそうな逸品に仕上がってますぞ!

あのレストランにとっては天敵!ともいえるネズミが、人間の青年とタッグを組んで、シェフになる夢を叶えようとする。この無謀というか、大胆不敵というか、“想定外”な発想、すごすぎません??

いつも思うのですが、このピクサーの「ありえね~!!」という発想を現実に映像化する手腕はすごいってもんです。
だって、クリエイティブなアニメが氾濫してる世の中、筋書きを読むと「ははーん」と、だいたいの画(え)は想像がつくってもんでしょ。だけど、ピクサー・アニメだけは、それができないんすよ。

例えば「ファインディング・ニモ」を例にとって説明しましょ。
宣伝マンから「魚のパパが、息子を探しに人間界へ行くという冒険物なんです」と言われても「???」でした。人魚姫のようなファンタジーじゃあるまいし、どうやって魚が、地上へ行くんじゃーッ!?と思ったら、本当にそういう物語になってました。魚のおやじさん、頑張ってました。いやはや、びっくり。

ジョン・ラセターさんも言ってたけど、「普通はありえないという障害が物語になる」そうでして、それをいかにして巧みなストーリーテリングによりクリアしていくかってのが楽しいらしいっす。

「レミー~」に話を戻すと、これも見てびっくり仰天です。
ネズミが、人間のシェフを操って、料理を作らせるんですから。え? どうやってやるのって?
それを言っちゃあ~、おしまいよ。これがまた、「その手があったか!」と、またまた、やられるわけでして。
しかも、物語の着地点も、期待どおり、感動もの。途中で「これ、どうやって落としどころを見つけるんだろう? ネズミがシェフになるなんて無理無理っ」とタカをくくりますよね、普通は。ところが! オリンピックの体操金メダリストもびっくりなほど、見事なウルトラCで着地しておりました。驚き桃の木!

ということで、最後に私からひとつご提案。
この映画は、ぜひお腹空かして観に行ってください。でもって、終わった後はイタリアンしかないっす。ラタティーユの本物を、レストランで味わうことをおすすめします。ぜひぜひ、このセット・プランでご堪能あれ!

「レミーのおいしいレストラン」は7月28日(土)より全国ロードショー
作品紹介はコチラから♪


おっけー
2007-07-18 21:30

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怪談、そんな季節になりました。今回は、その名も「怪談」のご紹介です。
監督は「リング」シリーズで日本のみならず、ハリウッドも恐怖に陥れた
中田秀夫監督。三遊亭円朝の古典落語「真景累ヶ淵」を題材に、
おそろし~くも、美し~い世界を作り上げました。
昔、つのだじろう先生の漫画「新説百物語」で「真景累ヶ淵」を読んだことが
あったのですが、子供心に「日本のお化けってマジコワイね。。」と心底
思って、鳥肌立てたのを思い出しました。日本人には、やっぱり日本の
お化けが一番怖いのではないでしょか。ゾンビとかジェイソンとかって、
どこか楽しく見ちゃうんですよね~。そんな楽しむ隙を与えないのが日本の
お化け。

今回の「怪談」もコワイ、コワイ、コワイですよ~。主演は歌舞伎界のスター
尾上菊之助と元タカラジェンヌの黒木瞳。確固たる訓練・稽古を積んできた
実力派のおふたり!
ふたりは激しい恋に落ちるも、実は恐ろしい因縁で結ばれており、悲劇的な
運命へと突き進んでいきます。ある日不幸にも顔に傷を負ってしまう黒木瞳
演じる豊志賀。彼女は自ら死を選びますが、菊之助演じる新吉を愛するあまり、
こんな遺書を書き残します、、、
「この後女房を持てば必ずやとり殺す」……
びっくりします、怖すぎますよ、豊志賀さん! ええ、ええ、この宣言どおり、
この後新吉さんが恋に落ちるたびに、そのお相手の女性たちはとんでもない
恐怖に陥れられるわけです。
豊志賀さんが死んでもなおキリキリし続けてしまうくらいに新吉さんがモテる
んですよね~、困ったことに。この新吉さんてのは、本人にその気がなくても
次々に女性を虜にしてしまう憎いお人なんです。正直、私も虜ですよ。
ごめんなさい、豊志賀さん。
菊之助さんが新吉を素晴らしく説得力をもって演じてまして、うっとりです。

この作品を観て、やっぱり菊之助さんスゴイなぁと強く感じました次第です。
その品格、演技力には惚れ惚れします。
「犬神家の一族」でも「しぃずまぁだよ~!」の名言で私を虜にした菊之助さま。
はなまるカフェで薬丸やっくんに、お姉さまの寺島“シングリッシュ”しのぶさまの
ことを興味本位としか思えない二ヤリ顔で聞かれても、きちんと応える菊之助さま。
本当にステキですっ!

是非、菊之助さま演じる新吉さんの魔性の男ぶりにも注目して、
「怪談」ご覧くださいませっ。

■「怪談」は8月4日(土)より全国公開
公式サイト
[c]2007「怪談」製作委員会

マーサ
2007-07-13 21:15

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ぎゃーーー!!!!!
――と叫びたくなるくらいブッ飛んだ作品「インランド・エンパイア」は、デビッド・リンチ監督の新たなる面が見える超絶作品になってます。

とにかく、ワケがわからん(笑)。
「マルホランド・ドライブ」(2001)で、心地よいわからなさを愉しんだ私は、観終わった後、あーでもないこーでもないと思考を巡らせ、自分なりの解釈を愉しんだものです。
本作も、観終わった後の“アハ前”体験を存分に味わえます。
というわけで、お話については、観た人の各自の解釈にお任せです(焦)。
私が汲み取った主な感覚は、不安、悪夢、恐怖、等々。

とりあえず、「マルホ」を観よ。そして自分の腑に落としてから本作に突入することを強くおすすめします。
なぜなら、「マルホ」のあるコンセプトがベースとなっているらしい点があり、それを完全理解(自分流で結構!)しても理解しにくいから。
もっと言えば、リンチ作品は一通り観ておいたほうがより愉しめるはずです。

※「マルホ」未見の方は、テレビで放映[7/14(土)27:20~、7/21(土)27:20~テレビ東京にて放送予定]されますが、だいぶ前の放送では割とポイントとなるある部分がカットされてましたので、できればDVDで観たほうがよいでしょう。


さらに驚きなのは、SONYのPD150で撮影したということ。
PD150と言えば、テレビやPV、自主制作で業界お馴染みの小型カメラのスタンダード機(今となっては機種世代が古いですが)。
それを使って、縦横無尽に撮っているわけです。好きなときに好きなように。
そりゃ断片的シーンの連続、ワケわかんなくなるわけです。

明らかにビデオ・ノイズが乗っている箇所が散見されるのだけれど、それもまた味になっているのがニクイ。
リンチお得意の音響効果が素晴らしく、まったく安っぽい作りになっていません。
「おいおい、心臓に悪いよ・・・」っていうびっくりシーンが最低2回(私個人的に)。
3時間もある長編であるにも関わらず、最後まで引っ張ってみせる謎、謎、謎の嵐。

あ~、心地よい。心地よい悪夢。
こういう作品、大好きです。


■「インランド・エンパイア」
7月21日(土)より、恵比寿ガーデンシネマにてロードショー
[c]2006 BY INLAND EMPIRE PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト
上映スケジュール
動画インタビュー

ミッチー
2007-07-09 21:22

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もはや説明不要の「セカチュー」を手がけた
行定勲監督の新作「遠くの空に消えた」を観て来ました。

なんと、この作品は行定監督が7年間も温め続けた
全くのオリジナル・ストーリー。
都会から田舎に越してきた少年と、田舎のガキ大将、
奇跡を待ち続ける少女の3人が繰り広げる冒険をファンタジックに描いている。

その舞台となる田舎街が、昔の日本のような、あるいは未来のような、
何とも不思議で、でもとにかく懐かしいのだ。
登場するお店や人々の衣装も、日本の田舎のようでありながら
色遣いが鮮やかでアバンギャルド。
そんな日本の原風景を新鮮に表現した行定ワールドは、とても心地よい。

主演の「妖怪大戦争」の神木隆之介&「SAYURI」の大後寿々花という
ふたりの天才子役の演技合戦も見もの。
また、このふたりに負けじと、ガキ大将を天真爛漫に演じているささの友間が
いい味を出しているのだ。

この作品は、ぜひ大きなスクリーンで観て、
行定ワールドにどっぷりと浸ってほしい!

■「遠くの空に消えた」
8月18日(土)より渋谷東急他、全国ロードショー
[c]2007 遠空PARTNERS
公式サイト
※公式サイトでは、何と映画の舞台となった村の村長への
直通ダイヤルが書かれているので要チェック!本当に村長と話ができるのだ!!


マーサ
2007-07-04 22:20

いつもMovieWalkerをご利用いただきありがとうございます。

MovieWalkerを運用しているシステム・メンテナンスのため、以下の日時で一時ページの閲覧ができなくなります。

●期間:2007年7月5日(木)早朝4:00~の約1時間程度。

ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

山ちゃん
2007-07-03 12:16

funuke.jpg

「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」というタイトルがぐっときた。この、パンチのきいた、デカダンスただよう響き
いい~、山ちゃんのハートをわ・し・づ・か・みっ!

もともと気になっていた本谷有希子の戯曲。だいたい、自ら主宰する劇団とはいえ、その名が「劇団、本谷有希子」という、あっぱれ!な自己顕示欲の強さがたまらん。
今回は、個別取材のお話もあり、早めに試写には行っていたのに残念ながら流れてしまったが。。。

いい~。いいのだ、これが。
とにかく、登場人物はみんなへんてこなのだ。正直、まともなやつはひとりもおらん。
ヒロインで女優志望の澄伽は、スーパー&ウルトラ自己チューの暴力女。そんな姉をネタにマンガを描く根暗な妹、妻がいながらも澄伽と近親相姦の間柄でもんもんとする兄。スーパーお人よしだがどこかずれてる兄嫁。

しかも始まりが超暗い。
両親の救いようのないくらいに無残な事故死のシーンからスタート。
ああ。。。
だがしかし、テンポのいい演出と、個性が濃すぎるキャラクターたちが、ぐんぐんと話をひっぱっていく。

主演はサトエリこと佐藤江梨子。
「キューティーハニー」でインタビューしたときは、「おお~、ぼん、きゅっ、ぼん!! しかも、へそのあたりからすでにおみ足が始まっている~!」と、あまりにも豊満な胸と、足の長さにく・ぎ・づ・けになったのだ。
私はきゅっ、ぼん、ぼん…なのでうらやましい限り。→ほっとけいっ!

ま、ハニー役はよかったと思うが、これまで彼女には、代表作ってものが今ひとつなかった気がする。
だがしかし、今回のいっちゃってるヒロイン澄伽は超ハマっていた。
こりゃ、まさしく、サトエリの代表作になるでしょ

関西チームで取材したサトエリのインタビューもアップ中。


そのほか、佐津川愛美扮する妹のもっさりとしただささ、永作博美扮する兄嫁のぶっとんだバカさ、永瀬正敏扮する兄のねちっこさ、澄伽の友人役・ 山本浩司の絵に描いたような軽薄さ(ちゃらおを演じさせたら天下一品)と、もう、みなさん、たまらんすわ。

いやいや、俳優陣だけではなく、監督・吉田大八のセンスに感服!
原作のテイストを絶妙に引きだし、呪みちるの恐ろしい漫画というスパイスを加えた。
しかもチャットモンチーの主題歌が、それらを見事に融和させる潤滑油のような役割を果たしている。

にしてもだ。
繰り返すが、誰ひとりとしてまともなやつはいないのに、なぜこんなに心にぐっとくるのだろう。
なんというか、「人間」というものの性が抉り出されているからかな。
いや~、侮れない1作です。

石川県では先行公開中。東京は7月7日(土)より公開だから今すぐチェキっす!
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」はコチラから♪

マーサ
2007-07-03 11:00

いつもMovieWalkerをご利用いただきありがとうございます。

MovieWalkerを運用しているシステム・メンテナンスのため、以下の日時で一時ページの閲覧ができなくなります。

●期間:2007年7月11日(水)早朝4:00~5:00の時間帯の約10分~20分間。

ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

     
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