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MovieWalker 編集部ブログ
日頃、記者会見や試写会などの取材に東奔西走し、業界の酸いも甘いも知るMovieWalker編集部メンバーによる
レポートに書けないこぼれ話!!

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おっけー
2007-02-20 21:08

taitei.jpg

 堤幸彦監督が夢枕獏原作のベストセラーを映画化したSF伝奇時代劇「大帝の剣」を観に行ってきました!
 いやいや、すごいっすよ。SF伝奇時代劇って響きが、まずすごいですよね。なんでもありかい!盛り込みすぎぢゃんって感じです。それを作りあげたのが、おもしろ要素を盛り込ませたら最高の堤監督と来たら、これはデタラメにおもしろいです。

 時はお江戸に徳川幕府が生まれて数十年後くらい。手にした者へ強大な力をもたらすと伝えられる“三種の神器”を巡って、孤高の侍・万源九郎が仲間たちと繰り広げる奇想天外な大冒険が描き出されるわけです。主人公の万源九郎を演じるのは阿部寛、阿部ちゃんです。「おもしれぇ」が口癖の豪快&ハチャメチャな役どころをコミカルに演じきってます! 鳥をむさぼり食う阿部ちゃん、頭を掻き毟りフケを落としまくる阿部ちゃん、周囲から「クサイ!」と罵られる阿部ちゃん…。「はいからさんが通る」の少尉はもうそこにはいません。振り切ってます。様々な役どころを自分のものとして作りあげてしまう、本当に良い役者さんになりましたよね~。

 この阿部ちゃんを始めとして、本作では豪華キャストが暴れまくります。まさに暴れまくるんです。麗しい豊臣の姫に長谷川京子、その姫を守るべく一緒に旅をする忍者に宮藤官九郎、天草四郎役に黒木メイサ、真田幸村に津川雅彦、熊男役に遠藤憲一、妖怪忍者軍団“土蜘蛛衆”に竹内力、六平直政(むさかなおまさっていつも口に出してつぶやいてみたくなるのは私だけでしょうか。。)、杉本彩、大倉孝二…ものすごい個性&豪華キャストです。それに普通に列挙しましたが、天草四郎、真田幸村が出てきたと思ったら、熊男も“土蜘蛛衆”も出てくるんです。獏さん&堤監督ったら! やりたい放題(笑)。
 中でも、ミナミの帝王、力兄ぃがめちゃめちゃパワフル!ウケました、ウケました。で、力兄ぃ演じる破顔坊に想いを寄せるのが、逆にそれって愛なのかしら杉本彩姉さんです。も、最高、このコンビ。夢のコンビでしょ。彩姉が力兄ぃに向かって、「体が疼きますぅ~」て。おもろっ。私の中では、木村一八&藤あや子の熱愛報道以来のナイス・カップルです。

 本作の中で激しい闘いを繰り広げる阿部寛VS竹内力。奇しくも2人は1964年生まれの同い年なんですね。力兄ぃも若かりし頃はTBSドラマ「天までとどけ」で女子高生あこがれのさわやか先生を演じたりしてました。2人とも当初は、さわやか路線を走ってましたが、四十路街道に入り込み、今や、こんなおもろい役を期待以上に演じてくれる邦画界にはなくてはならない存在になりました。この2人の対決は必見!ですよ。

■「大帝の剣」は4月7日(土)より全国公開  >>公式サイト
(C)「大帝の剣」製作委員会

ミッチー
2007-02-09 22:17

恋しくて.jpg

現在の沖縄ブームの火付け役となったと言っても過言ではない
「ナビィの恋」('99)の中江裕司監督の4年ぶりの最新作「恋しくて」を
観にいってきました!
中江裕司監督は私の大好きな監督さんで、
「ナビィの恋」を観た後、沖縄に行ってサンシン(沖縄三味線)買ったほど。
そりゃ~期待も高まります。

結論から言って、期待を裏切らない素晴らしい映画でした!
物語は、石垣島の高校に通う幼なじみの加那子と栄順が
加那子の兄・セイリョウの思いつきでバンドを始めることになり、
バンドに恋に奮闘し成長していく、といったもの。

なんと言っても、キャストがいいんです。
主人公の加那子や栄順はじめ、登場するほとんどの高校生が
地元・沖縄のオーディションで選ばれた生粋の沖縄っ子たち。
主演を演じた東里翔斗(あいざとしょうと)と山入端佳美(やまのはよしみ)も、
演技経験ゼロの普通の高校生。
正直、最初は演技がぎこちないのだけど、ストーリーが進むにつれて
ちゃんと加那子と栄順としてスクリーンで輝きだす。
彼らが身につけている、明るく懐深いオーラは地元っ子ならでは!

そんな沖縄っ子に混ざって、セイリョウを演じているのが、
「カナリア」(2004)でその存在感を見せつけた石田法嗣。
彼がほんとに素晴らしい!
真っ黒に日焼けして、完璧な方言を話す彼を、すっかり
地元っ子だと思い、石田法嗣だと気づかなかったくらいだ。
セイリョウは、数年前に失踪した父親の代わりに、
ジャズバーを営む母親を手伝い、妹・加那子の面倒をみ、
ひとりいつも何かを胸に秘めている青年。
行動力があり頼りがいがあるだけでなく、繊細な面を持つセイリョウを
石田法嗣は目線や表情だけで体現している。

また、「ナビィの恋」では、西田尚美演じる奈々子はなんとなく
都会に疲れて故郷に戻り、気がつけば恋が始まっていたりと
これまでの沖縄映画や沖縄の人々の気質は“なんくるない(どうにかなる)”
という言葉で表現されることが多かった。
しかし、この映画に登場する人物は、自身の手で何かを掴み取ろう、
切り開こうと奮闘し、成長していく。
これは、“なんくるなくない”映画なのだ。

観終わった後にはきっと、すがすがしさと切なさ、そして
「やってやるぞ!」というエネルギーで溢れている。
青春まっさかりの若人も、とうに青春時代を終えた大人たちも
楽しめて元気になれるG.W.イチオシの映画である!

■「恋しくて」は、G.W.テアトル新宿・銀座テアトルシネマほか全国公開
公式サイト
■「恋しくて」撮影現場漫画レポート
沖縄シネマ漫遊記 温泉太郎の漫画レポート

     
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