昔(10年くらい前)、古着に夢中だった。
毎日のようにユーズドショップを巡り、
果ては倉庫を借りるほどにコレクションは膨大になった。
フリマや友人のお店への提供などで
以前ほどの量はないけど、
それでも部屋は古着であふれている。
ここ数年はあまり買い物をしていなかったが、
しかし、最近、再びブーム到来!
友人が有名な古着ショップから栄町に独立開店したし、
(Like-Like=神戸W14号参照)
トアウエストにもタロー系列のすんごい店ができている。
古着の何が好きかって、
その服の背景にある、時代や文化が想像できるから。
職人の技術や素材など、経済効率優先のために
失われたものが如何に多いことか、手軽に知ることができる。
今現在の既製服が、いわゆる“ヴィンテージ”になる事は、大変難しいのだ。
(理由はまた別の機会においておきます)
また、ユーズドショップ巡りの楽しみは、
店の今後の形態を考える上でも参考になる。
店の棚の商品の魅力ははもちろん、
リアル店舗での可能性を考える上でもヒントになるから。
年配の店主から服を買う(さまざまなウンチクと共に)、
買い付けに行く前に店の人に何が欲しいか伝える、などなど、
一つ一つの行為がリアル店舗でなければ伝わらない魅力だ。
“神戸での買い物”を考えるとき、
その価値を高めていくのは、大手の進出や
ウェブではなく、
個人の顔と顔をつなぐ、地域に根ざした店主の情熱だと思う。
例えば、前述の栄町の「Like-Like」。
商品タグにはリストプライス(その古着の発売当時の価格)が
記入してある。
本当に“好き”という気持ちがあってこそ生まれるアイデアで、
解る人にとっては、店主の“好き”の気持ちを伝える重要なキーだ。
よく言われるように、
これからはマスの時代じゃない。
コア=個人の時代だ。
だからウェブも重要だ。
ブログも重要だ。
しかしながら、そこになんのシナジーも感じらない場は必要ない。
技術を生かすのは間違いないく、
人の心を動かす“想い”だと思うから。
でも、いいデニムに出会った時の感動の理由は、
どれだけ語っても、人には伝わらないな~と思う。
まだまだだな~と。