ペン銀、銀座松坂屋で戦争体験を聞く
2007-08-16 16:41
8月6日、広島。
8月9日、長崎。
8月15日、終戦。
8月は、戦争について考えさせられますね。
日頃は限定スイーツだ、美だ、と騒いでいるペン銀も、
この時期ばかりは戦争のことをもっと学ばなければと啓発させられます。
というわけで、8月15日~21日(火)の期間、銀座松坂屋で行われている
「平成19年度『平和祈念展』昭和の証言-戦争体験を風化させないために-」
に行ってきました∠( ̄◇ ̄)

↑会場入口。外国の方の姿も!
「平和祈念展」は、8月15日の終戦記念日に合わせ、
戦争を直接体験していない若い世代に、その悲惨さを伝えるために、
銀座松坂屋で毎年開催されています。
7階の催事場には戦争体験者から提供された写真や書簡、証言テープ、絵画、映像などが3つのコーナーに分けて展示。
1つ目のコーナーは「兵士の労苦」。
戦局が悪化する中、大切な家族を残し戦地へ向かった兵士たちの記録が展示されていました。
中にはこんなものも…

↑昭和19年入営の兵士の服装
軍人というくらいだから、もっといい服を着ていると思っていたペン銀は、
ショックを隠し切れませんでした…(>_<)
戦争も終盤にさしかかると、軍の資金も乏しくなり、
軍靴は地下足袋、飯盒は竹の皮10枚、水筒は竹筒というような質素なものでした。

↑従軍手帳(上)、歩兵射撃手簿(下)
上の従軍手帳には、「連日銃撃戦があり、10日も経つと銃声が聞こえない夜は、淋しさを感じるほど、戦場に慣れた」とありました。
下の歩兵射撃手簿は、射撃訓練の成績表だそうです。
兵士の直筆の手帳…
戦争って遠い昔のことだと思っていたペン銀。
けれど、展示されているものが実物だったり、
当時の写真もたくさん残ってるし、証言している人もいるし…
戦争はペン銀が考えているより昔のことじゃないんだな、と実感しました。
2つ目のコーナーは、「戦後強制抑留者の労苦」。
戦後強制抑留者とは、終戦後にもかかわらず、ソ連やモンゴルの地域に強制的に連行され、酷寒の地で過酷な労働に従事されられた人々のことです。
ここでは、シベリアに抑留された人々の展示物などがありました。
シベリアと聞いて、ペン銀は昔、曾おじぃちゃんに聞いたシベリア出兵の話を少しだけ思い出しました。
曾おじいちゃんは、ペン銀にシベリアの過酷な寒さを伝えるために、こんな話をしてくれました。
「寒すぎて、外で用を足そうとすると出た瞬間、凍ってしまうんだよ」って…。
そのときは、小さくてその過酷さが分からなかったけど、
戦争中も辛いのにやっと終戦で日本に帰れると思っていたら、
今度は強制労働させられていたなんて…
平和ボケのペン銀は、考えただけで身震いです。
3つ目のコーナーは、「海外からの引揚者の労苦」。
「引き揚げ者」とは、戦前、戦中に樺太や台湾、朝鮮半島、
南洋諸島、旧満州などの外地に移住(居住)し、
敗戦によって日本に帰った日本人のことです。
この経験を実際に語ったのは、ゲストとして来場した長山藍子さん。

↑長山藍子さんと陣内貴美子さん
長山さんは、満州から引き揚げて来た当時の体験を語ってくださいました。
終戦後は、「明日は日本に帰れる」というデマに何度も翻弄されたそうです。
そしてやっと引き揚げが実現したのは、なんと終戦から1年と1ヵ月後。
それまでの日々は、辛く過酷だったといいます。
また、日本に帰るまでの道のりも、食糧事情や衛生面が悪く、たどり着く前に力尽きてしまったり、親子が生き別れたりしたとのことです。
終戦後も、こんなにも苦しんだ人たちがいることを知らなかったペン銀。
改めて、自分の無知さに恥ずかしくなりました。
戦後60年以上経っているけど、知らないことが多すぎると改めて実感した実り多い1日でした。
またこの過ちを繰り返さないために、若い人たちに戦争体験を語らなければという強い想いを感じました。
しかし会場には、お年寄りの方が多く、若い人があまりにも少なかった気がします(>_<)
戦争を知る人が少なくなる今、もっと戦争に関心を向けなくてはと、
めずらしく真剣に訴えるペン銀でした。
みなさんも、この機会にぜひ行ってみてくださいね!
●DATA
○実施期間:開催中~8/21(火)
○場所:銀座松坂屋 7F催事物会場
○住所:銀座6-10-1
○電話:03-3523-8711(独立行政法人 平和祈念事業特別基金)
○営業時間:10:30~19:30、木金土~20:00、最終日は~18:00











